【前編】春の訪れと、色とりどりの卵
4月のやわらかな陽ざしが降りそそぐ日曜日。教会の鐘が鳴り響き、町にはカラフルな卵とウサギの飾りがあふれていた。
「ママ、今日ってイースターでしょ?卵、探しに行こうよ!」
花柄のワンピースに身を包んだ娘のことりが、目を輝かせて言った。
イースター、復活祭。それはキリスト教における大切な日。命の再生と希望を祝う日であり、冬の終わりと春の始まりを感じる行事でもある。
ことりの通う幼稚園では、毎年「エッグハント」が開かれる。庭に隠された色とりどりの卵型カプセルを探して、見つけるたびに歓声があがる楽しいイベントだ。
「はい、日焼け止めと…あと、これも持っていこうか」
母の恵は、ことりのリュックにミネラル入りのドリンクをそっと入れた。
春とはいえ、日差しの強い日中は、汗をかきやすく体内のミネラルも失われがち。冬の間に溜まった疲れを癒し、元気に過ごすには、こまめな水分補給とミネラルのサポートが大切だ。
「今日はいっぱい遊ぶから、体の中も元気にしなきゃね」
カラフルな卵と笑顔が咲く園庭で、ことりの春も元気にスタートを切った。
サンミネラル君
【後編】命の再生と、体の中の小さな宝物
帰宅後、たくさんの卵を抱えて満足そうなことりが言った。
「ママ、たまごの中にキャンディと一緒に『ミネラルって書いてある紙』が入ってたよ。これなぁに?」
「ふふ、それは体にいい魔法の粉のことよ」
恵はキッチンで、今日のおやつにと「たまご型クッキー」を焼いていた。中にはほんの少し、天然ミネラルをプラス。体にやさしい、春のごほうび。
「ことりの体の中にも、小さな命がたくさんあるんだよ。細胞っていうんだけど、それを元気にするのがミネラルなの」
「へえ〜、ミネラルって、たまごの中の宝物みたいだね!」
「そうね。春になって植物が芽を出すように、ことりの体の中でも毎日、新しい細胞が生まれてるの。そのためにミネラルは、とっても大事な栄養なのよ」
命の再生。それは、イースターの象徴する「よみがえり」や「春の息吹」にも通じるものだった。
春は、体も心も生まれ変わる季節。新しいことに挑戦したくなる季節。そんなとき、体の内側から支えてくれるミネラルは、まるで小さなウサギがこっそり贈ってくれるプレゼントのよう。
「ママ、このクッキー、元気の味がするね!」
ことりの笑顔に、恵もまた、春のやさしさを感じていた。