不老通信『レジャーとミネラル』

【前編】レジャー日和に気をつけたいこと

ぽかぽかと陽が差し込む春のある週末、真理子は家族4人で郊外のレジャー施設へと出かけた。
遊園地や広大な芝生の広場、ちょっとしたハイキングコースまで揃っていて、子どもたちは朝から大はしゃぎだ。

「ママ、早くー!」

「はいはい、走らないでー!」

春のやわらかい風を浴びながら、自然の中で過ごす時間は何よりのリフレッシュ。最近のストレスが、少しずつ抜けていくのを真理子は感じていた。

昼にはお弁当を広げ、家族でワイワイと笑い合いながら食事をとる。
だが、午後になると子どもたちが少しバテ始めた。顔はほんのり赤く、動きも鈍い。

「ちょっと日差し強かったかな…」

夫が子どもたちの水筒を確認すると、すでにほとんど空っぽだった。

「これ、もしかして軽い熱中症気味?」

「まだ春なのにね。でも、汗もいっぱいかいてたし…」

その時、真理子はふと思い出す。以前、栄養士の友人に聞いた言葉。

——「レジャーや外遊びのあとは、水分だけじゃなくてミネラルも一緒に摂るのが大事なのよ」

サンミネラル君


【後編】楽しい1日のあとに、体が求めるもの

帰宅後、子どもたちはすぐにシャワーを浴び、涼しい部屋でぐっすりと昼寝を始めた。

「楽しかったけど、意外と体力使ったね」

夫もソファに倒れ込みながらつぶやく。
真理子は冷蔵庫から麦茶に少し天然塩を加えた「簡易ミネラルウォーター」を作り、そっと家族のそばに置いた。

「人って、楽しいことをしている時ほど、体の負担に気づきにくいのかもしれないな」

汗をかくと、体からは水分と一緒にナトリウムやカリウム、マグネシウムなどの大切なミネラルも失われていく。
脱水や疲労感、頭痛の原因になることもある。

「次からは、ミネラル入りの飲み物や塩タブレットも持って行こう」

真理子はスマホのメモに「春のレジャー準備リスト」を作りながら、今日の出来事をふり返る。
身体の中から元気でいるためには、ただ水を飲むだけでなく、バランスの良い補給が必要だと実感した。


◆ 楽しいレジャーを、最後まで快適に過ごすために

自然の中でたっぷり遊ぶ休日は、心のエネルギーを満たしてくれる貴重な時間。
でも、そのぶん体への負担も大きいからこそ、失いやすいミネラルを意識した補給が大切です。

ミネラルは、日常の裏側でこっそり私たちの元気を支えてくれている。
それを知っているだけで、レジャーの満足度はぐんと上がるはずです。