不老通信『値上げラッシュとミネラル』

前編:値上げラッシュの春、ミネラル不足に注意!

2025年の春も、多くの商品が値上げされる「値上げラッシュ」が続いている。食料品や日用品、光熱費に至るまで、生活に欠かせないものが次々と高騰し、家計への負担が増しているのを実感する人も多いだろう。

しかし、こうした節約ムードの中で意外と見落としがちなのが「栄養のバランス」だ。特にミネラル は、意識しないと摂取量が減ってしまう栄養素の一つ。

「値上げだから安いものを選ぼう」と考えるのは自然なことだが、その結果、ミネラルが不足しやすい食品ばかり食べてしまうと、健康面での影響が出てしまうかもしれない。


1. 値上げでミネラル不足になりやすい理由

📌 ① インスタント食品・加工食品の利用が増える
値上げの影響で、外食を控えてインスタント食品や加工食品に頼る人も多い。しかし、これらの食品は、ミネラルが不足しがちなものが多い。

インスタント食品 → ナトリウム過多、ミネラル不足
精製された白米・食パン → 必要なミネラルが少ない

📌 ② 野菜・魚介類の値上がりで摂取量が減る
ミネラルを豊富に含む食品には、海藻類、魚介類、ナッツ、野菜 などがある。しかし、これらの価格が高騰すると、家計の負担を考えて購入を控えるケースが増えてしまう。

📌 ③ 節約による食事の偏り
食費を抑えるために、炭水化物中心の食事に偏ることも。特に「お米やパン、パスタが主食で、おかずが少なめ」という食事スタイルは、鉄分や亜鉛、マグネシウムなどのミネラル不足を引き起こしやすい。


2. ミネラル不足が招く体調不良

ミネラル不足が続くと、次のような症状が現れやすくなる。

鉄分不足疲れやすい、貧血、頭がぼんやりする
マグネシウム不足ストレスが増す、眠りが浅くなる、イライラしやすい
カルシウム不足骨が弱くなる、筋肉がつりやすい
亜鉛不足免疫力低下、味覚異常、抜け毛が増える

値上げラッシュで節約を意識するあまり、知らないうちにミネラル不足に陥ってしまうことも。後編では、手頃な価格でミネラルをしっかり摂るコツ を紹介する。

サンミネラル君


後編:節約しながらミネラルをしっかり摂る方法

「値上げだからミネラルたっぷりの食材は買えない…」と思ってしまいがちだが、実は工夫次第で安くミネラルを補給することができる!


1. コスパ最強! ミネラル豊富な食材

📌 ① もやし・小松菜・豆苗(鉄分・マグネシウム)
安くて栄養価が高い代表選手! 特に小松菜は鉄分とカルシウムが豊富。豆苗は再生栽培もできるので経済的。

📌 ② ちりめんじゃこ・煮干し(カルシウム・マグネシウム)
骨ごと食べられる魚 は、カルシウム・マグネシウムがたっぷり。ご飯にふりかけるだけで手軽に摂取可能。

📌 ③ ひじき・わかめ・昆布(鉄分・マグネシウム)
乾燥海藻はコスパ最強! ひじきの煮物や、わかめ味噌汁で手軽にミネラル補給。

📌 ④ 卵・納豆・豆腐(鉄分・亜鉛)
卵は完全栄養食 であり、納豆や豆腐も亜鉛が含まれている。値上げの影響が少ないので、日常的に取り入れやすい。


2. 低コストでミネラルを摂る食事アイデア

「ミネラル味噌汁」
・乾燥わかめ+ちりめんじゃこ+豆腐を入れた味噌汁で、ミネラルたっぷり!
・味噌自体にも発酵食品の栄養があるので、健康効果アップ。

「小松菜とひじきの鉄分ご飯」
・炊いたご飯に、小松菜と戻したひじきを混ぜ込むだけ!
・栄養価が高く、冷凍保存もOK。

「節約おやつ:ナッツ&チョコ」
・アーモンドやカシューナッツは、マグネシウム・亜鉛が豊富。
・カカオ70%以上のチョコと一緒に食べると、脳の活性化にもつながる。


3. 値上げの時代こそ、ミネラルで健康を守ろう!

「節約すると、栄養が偏りがち…」と思われがちだが、ミネラルは賢く選べば、コストを抑えながらしっかり摂ることができる!

インスタント食品ばかりに頼らず、簡単な手作り料理を意識する
安くて栄養価の高い食材(海藻類、豆類、小松菜など)を活用する
味噌汁やふりかけを使って、手軽にミネラルを摂取する

家計に優しく、健康にも良い食事を意識すれば、「値上げラッシュでも元気!」 という強い体を作ることができる。

「食事の見直しが必要かな?」と感じたら、今日からミネラルを意識した食生活を始めてみよう!