【前編】旅先で出会う、とっておきの風景
旅に出る朝は、どうしてこんなにも胸が高鳴るのでしょう。
荷物を詰めたスーツケース、窓の外に広がる空、いつもより早起きした空気の澄み方。すべてが「これから始まる時間」の幕開けのように感じられます。
今回の旅先は、山と海、両方の景色が楽しめる小さな町。
到着するやいなや、観光案内所でもらった地図を広げて、目に飛び込んできたのは「ミネラル温泉」の文字。どんな温泉かは分からないけれど、なんだか体に良さそう。旅先では、こういう小さな出会いがなんともいえない魅力なのです。
歩いているだけで、土地の空気を吸い込んでいる気がします。
それは、実際に“吸っている”ともいえるのです。
たとえば、海辺の散歩道。潮風に含まれる微量なミネラル成分が、呼吸とともに体に取り込まれていることをご存じですか?
旅行とは、五感を通じてミネラルを感じる体験でもあるのかもしれません。
サンミネラル君
【後編】旅が育む、からだのバランス
旅は楽しいけれど、体には少し負担がかかります。
長時間の移動、慣れない食事、知らず知らず歩きすぎる足…。
そんなとき、体のコンディションを保ってくれるのが“ミネラル”の力です。
たとえば、移動中の飛行機や電車では、気づかないうちに水分が失われがち。
そのとき一緒に失われているのが、カリウムやマグネシウムなどのミネラル。
喉が渇いたと感じる前に、ミネラルを含んだ飲料でこまめな補給を。
疲れにくさや体の軽さに、きっと違いが出てくるはずです。
そして旅先の食事も、ミネラルに注目してみるとおもしろくなります。
山の幸、海の幸、土地ごとに採れる食材には、その場所ならではのミネラルがたっぷり。たとえば、海藻や貝類にはヨウ素や亜鉛、山菜にはカリウムや鉄分…。その地の風土が育んだミネラルを味わうことは、まさに“旅の栄養”です。
宿に戻って温泉につかるときも、肌からミネラルがじんわりとしみ込み、体のめぐりが整っていくのを感じます。これが、冒頭で出会った「ミネラル温泉」の本当のちからだったのかもしれません。
旅が終わって、日常に戻っても——
心に残るのは、景色や味だけでなく、旅先で整えられた“からだの声”。
そんな、見えないおみやげこそが、ミネラルがそっと添えてくれる“旅の余韻”なのです。