不老通信『昭和ママの子育てとミネラル』

【前編】昭和ママの台所から生まれた元気のもと

「ちゃんとごはん食べた? 元気出るから、ほらお味噌汁も飲んでね」

昭和50年代、団地のキッチンで子どもたちの帰りを迎える母の声。
忙しくても、子どもの健康だけは譲れない。
それが、当時の“昭和ママ”の信念だった。

冷蔵庫には、おばあちゃん直伝のぬか漬け。
台所の隅には、煮干しの入った出汁の瓶。
おやつには、甘さ控えめの手作り蒸しパン。
どれもこれも、今なら「ミネラル豊富」と紹介されそうな、栄養たっぷりの品ばかり。

昭和ママたちは、栄養バランスという言葉を知らずとも、
経験と直感で子どもたちの「元気」を支える食卓を作っていた。

たとえば、カルシウムがたっぷりの小魚。
鉄分が含まれたひじきやほうれん草のおひたし。
亜鉛が取れる豚肉の生姜焼きやレバー。
それらはすべて、子どもの発育に欠かせないミネラルを豊富に含んでいた。

「おなかが空いたら、心も元気がなくなるのよ」

そんな言葉を口ぐせのように言っていた母の背中に、
ミネラルの大切さが、ちゃんと宿っていたのかもしれません。

サンミネラル君


【後編】令和の時代にこそ届けたい、昭和の知恵

現代では、サプリメントや栄養ドリンクなどが当たり前の時代。
スマホひとつで栄養の知識も検索できるけれど、
「体が本当に欲しがっているもの」は、案外見えにくくなっているかもしれません。

でも、昭和ママたちの知恵を今に活かせば、
もっとやさしく、もっと自然に、ミネラルを取り入れることができるはずです。

たとえば、朝食にわかめのお味噌汁を。
おやつ代わりに焼きのりや干し芋を。
お弁当に、ほうれん草としらすのお浸しを添えて。

これは、決して難しいことではありません。
昭和の時代に、ママたちが毎日やっていたことなのです。

現代のママも、パパも、おじいちゃんもおばあちゃんも。
子どもの元気な未来のために、「昔の台所の知恵」をもう一度見直してみてはどうでしょうか。

ミネラルは、子どもの骨や歯、神経、免疫など、あらゆる成長の土台になります。
そして、それを自然に取り入れる一番の方法は、「手づくりのごはん」かもしれません。

昭和ママの温かい心と、ミネラルたっぷりのごはん。
この2つがそろえば、どんな時代の子どもたちも、きっと元気に育ってくれるはずです。

「おかわりあるよ、まだ温かいからね」

そのやさしいひとことに、きっと“栄養”以上の力があるのです。