不老通信『昭和世代とミネラル』

【前編】昭和の知恵と健康の土台

「昔は風邪ひいても、梅干しとお味噌汁で治したもんだよ」

昭和20年代生まれの正雄さんは、孫の結花と話しながらそう語る。
台所のラジオからは懐かしい演歌が流れ、湯気の立つお味噌汁の香りが広がっていた。

「今はサプリだの、なんだのと、いろいろあるけど…やっぱり食べ物が基本だと思うねぇ」

正雄さんの青春時代は、まさに“高度経済成長”の真っただ中。
インスタント食品や外食文化が浸透していった一方で、家庭では味噌汁・ぬか漬け・煮物など、
栄養豊富な食事が並んでいた。

当時の日本の食卓には、自然とミネラルが含まれていた。
たとえば、味噌や海藻、干物、小魚。
どれも、カルシウムやマグネシウム、亜鉛といったミネラルが豊富だった。

「なんであの頃は、あんなに元気だったんだろう?」

その答えのひとつは、こうした日常的なミネラル摂取にあるのかもしれない。

サンミネラル君


【後編】ミネラルがつなぐ、世代の知恵

ある日、結花が学校で「栄養素の授業」を受けてきた。

「ねえ、おじいちゃん。ミネラルって、体にすっごく大事なんだって!」

すると正雄さんはニッコリと笑いながら答えた。

「へぇ、そうかい。ミネラルなんて言葉は知らなかったけど、
ばあちゃんがよく“味噌汁は体の薬だ”って言ってたなぁ。いま思えば、そういうことだったのかもね」

昭和の食生活に根ざした「自然なミネラル摂取」は、現代の知識とつながっていく。
そして、今はミネラル補給の方法も進化している。

水に含まれる天然ミネラル、
簡単に補えるミネラルサプリやミネラルウォーター、
さらにはこだわりの塩や味噌など、バリエーションは実に豊かだ。

「現代の知恵」と「昭和の知恵」。
それをつなぐキーワードが、ミネラルなのかもしれない。

「おじいちゃん、このお味噌汁、ミネラルたっぷりだね!」

結花のその一言に、正雄さんは目を細めた。
いつか昭和が「昔話」になっても、その中に流れる健康の知恵は、ずっと家族の中に息づいていく。

ミネラルは、ただの栄養素ではない。
それは時代を超えて、元気を支える縁の下の力持ちなのだ。